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大西寿男は校正のプロフェッショナル、その「校正のこころ」とは?

人物

大西寿男は校正のプロフェッショナルである。

校正とは、本や雑誌の作成時に原稿の内容や印刷の仕上がりをチェックする
不可欠な工程である。

大西寿男はその「校正」を単なる“間違い探し”ではなく、
著者が「本当はこう言いたかった!」というように、
言葉がより良く伝わるためのお手伝いをすることだという。

ここではその大西寿男「校正のこころ」についてまとめてみました。

大西寿男はベテラン校正者

大西寿男は校正のプロフェッショナルである。

大西寿男はもともと本がすきで高校生のころから小説を書いていました。
大学は考古学を学んでいましたが、編集の仕事がしたかったそうです。

就職の時に東京の出版社をいくつか受けたがすべて不採用だっだのですが
あるきっかけで『文藝』(河出書房新社)の増刊号の校正をやることになりました。

丁度、出版がアナログからデジタルに切り替わる時期であり、
その時『文藝』編集長から
「君は編集者よりも校正者に向いているから」と校正者になることを強く勧められ
本格的に仕事をするようになりました。

それ以降は校正者でありながら、「ぼっと舎」を開設し、
更にはことばの寺子屋「かえるの学校」までも設立し、
初心者からプロまでたのしく校正を学ぶ場も提供しております。

《プロフィール》

1962年、神戸市で生まれ、岡山大学で考古学を学ぶ。
1988年より、校正者として文芸書・一般書など幅広く手がける。

1998年、ひとり出版社「ぼっと舎」を開設し、編集・DTP・手製本など自由な本づくりに取り組んできた。
企業や大学、カフェなどで校正セミナー講師も務め、技術だけでなく、校正の考え方や心がまえも教える。

2016年、ことばの寺子屋「かえるの学校」を共同設立、校正のこころと技を伝える。

【ぼっと舎】

ぼっと舎は、本づくりと校正の一人出版社です。
代表;大西寿男

「ぼっと」とは~
ロシア語で、“ほら、ここに!”のように相手の注意をうながす言葉、BOT。
見すごしてしまいそうな大切な言葉がここにあるよ、という想いを舎名にこめています。

引用:【ぼっと舎】

 

【かえるの学校】

ことばに関する寺子屋です。
学校のモットーは、「出版界の知恵を実人生に」。

講師は、ぼっと舎の大西寿男。
少人数のアットホームな教室です。

「かえるの学校」は、出版の世界で培われてきた技術や考え方を、
人が生きるための知恵として伝えていこうとする学校です。
一冊の本や雑誌の特集をつくるように、教室や授業を考え、
展開していこうと思っています。

ここは、ことばと向き合うための、小さな小さな学校です。
ことばと向き合うことは、人と向き合うことであり、

人と向き合うことは、多様な生き方をひらいていくことだと。
わたしたちはそう考えています。

引用:【かえるの学校】

 

大西寿男にとって、校正とは「人との付き合い方」

現在、出版事業ががアナログからデジタルに切り替わってきております。

DTP(パソコン等を使っておこなう、出版物の制作やリリース。)の時代になって、
パソコンとソフトとプリンタがあれば、すべて自分でできる世の中になりました。

しかもWEB上で簡単に世界に情報発信もできるなんて、数千年にわたる本の歴史上、初めてのこと。

一方で編集者と校正者の業務の仕分けがかわったりして、いろいろなジレンマが生じており
校正だけでなく、印刷・製本も含めて、職人技みたいなものがどんどん消えていっている状況です。

しかし、アナログであれデジタルであれ、文字情報の品質を高めていかないといけない。
校正は単なる“間違い探し”ではなく、不適切な表現や事実関係の間違いはできるだけ
なくすべきと。

更に、言葉がより良く伝わるために、読み手に合った表記や文字組み・表現を考えることも必要であり
校正は、著者が「本当はこう言いたかった!」という言葉を見つけるためのお手伝いであるという。

大西寿男にとって「校正者の仕事ってなんだろう」突き詰めて考え、

行き着いた僕なりの答えが「言葉とどう付き合うか」ということで、
それは「人間とどう付き合うか」とイコールだと思っている。

・・・「目の前のこのひと文字をどうするか?」は
「目の前で困っているこの人の問題をどうするか」ということと同じこと。

 

大西寿男の著書は「校正のこころ」ほか

以下が主な著書です。

『校正のこころ;積極的受け身のすすめ』(創元社)
『校正のレッスン』(出版メディアパル)
『かえるの校正入門』(かえるの学校)
『セルフパブリッシングのための校正術』(日本独立作家同盟)など

●「校正のこころ 積極的受け身のすすめ」について~

グーテンベルク以来の出版革命期を迎えた現代に、言葉を正し、
整えるという校正の仕事はどうあるべきか。
出版史と実務経験から解き明かす、技法解説を超えた画期的な校正論。

《校正者は著者の側にも読者の側にも立たない。ただゲラの言葉の側にのみ立つ》と示しております。
「言葉を理解するために、みずから進んで受け身となる“積極的受け身”」から

 

大西寿男を「プロフェッショナル仕事の流儀 (NHK)」にて密着取材

作家が信頼する校正者、大西寿男に密着
プロフェッショナル 仕事の流儀

1月13日(金)[総合]後10:00~

編集者や作家から絶大な信頼を誇る校正者がいる。
ことばの海に潜り、1文字1文字を確認し、最善の表現を探す日々。

静かでにぎやかなことばの世界。縁の下で見つけた幸せ。

出演者ほか
【出演】校正者…大西寿男,【語り】橋本さとし,貫地谷しほり

内容
書籍や雑誌など、出版物に記されたことばを一言一句チェックし改善策を提案する校正者。
並みいる作家や編集者から絶大な信頼を受けるのが、大西寿男(60)。

※芥川賞作家;金原ひとみ、宇佐見りん

『陸王』や『推し、燃ゆ』など話題となった数々の作品を支えてきた。
柔らかな雰囲気ながら、ひとたびゲラと向き合うとまばたきも忘れ、ことばの海に潜り込む。
小さな部屋で人知れず1文字の価値を守り続けてきた半生。

大西と迷い込んだ、豊かで奥深い、ことばたちの世界。

●NHKの注目番組をご紹介

 

まとめ

「大西寿男、校正のプロフェッショナル!」いかがでしたでしょうか?

校正とはなにか? と突き詰めて考えた時に・・・

原稿の内容や印刷物の仕上がりをチェックすることだけでなく、

“校正は、著者が「本当はこう言いたかった!」という言葉を見つけるためのお手伝いである。”
という答えにたどり着ついたことに、校正者の誇りが感じられました!

又、今回NHK“プロフェッショナル仕事の流儀”で紹介されたことで
校正者に対する見方が変わることを願ってやみません。

 

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